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2014-11-30

西野(日照神社)

2014年(平成26年)11月30日(日) 13.5km 2時間5分
 家~上手稲神社~宮丘公園~西野西公園~琴似発寒川~家
 今日は三男の小学校の学習発表会を見学後、走ることに。しかし、都会の学習発表会は学年ごとに父兄が入れ替えとは。田舎で育った自分の小中学校では、集落中の家族が全てのプラグラムを鑑賞したことと比べればずいぶん違うと感じる。
 さて、今日のコースは、西野まで報復。西野の日照神社に行ったことがないので、上手稲神社経由で訪問することに。
 上手稲神社に到着すると、社殿が青空の下で映えている。社殿の裏の宮丘公園の熊注意の看板は撤去されていた。宮丘公園から西野西公園に向かう。ここは初めて訪問するのだが、11月1日に熊の目撃情報があったそうだ。西野西公園も小高い丘になっていて、住宅街の展望が良い。逃げない蝦夷リスを撮影することできた。
 次に向かうのは最終目的地、日照神社である。ここの神社も日光に映えている。お参り後、社殿の横の裏に階段が伸びている。社殿の裏の丘にも3つ小さい社が鎮座している。その向かっている方向はどうやら北海道神宮らしい。そして本社殿の向こうには札幌駅前のビル群が見える。
 ここからは琴似発寒川沿いを走って家まで帰る。 


http://torushimohori.sports.coocan.jp/maranic/2014/141130nishino/141130nishino.html
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2014-11-29

手稲方面ランニング・手稲丸山

平成26年10月29日(土) 単独   

23.09km 3時間54分 丸山には14時頃登頂
札幌市西区体育館~24軒手稲通り~手稲駅~樽川通~手稲山口~稲穂~手稲富丘~手稲丸山~宮の沢

 今日は、札幌市西区体育館で子供のフットサルの試合を見た後、手稲方面に走ることに。
 宮の沢駅から24軒手稲通を手稲駅方面に向かう。走り始めてすぐ「なごやか亭」の近くに林があるのだが、そこに石碑がある。『この原始林は明治の末、臼井栄磨さんが森の守り木を植えて、「今見ればなんのことなき石狩野草木を分けて入りしころを」を詠んで「臼井の森」として広く親しまれてきたものを昭和53年都市緑化保全法の指定で市有林となったものです』と書いてある。この住宅街にひそかに開拓の歴史が記されていたと感動。

 しばらく住宅街が続き、30分ほどで手稲駅に着く。手稲駅の山側には手稲神社があった。手稲山の頂上にも神社があるのだが、そこは北海道一標高が高い神社で、そこを訪問できない人のための遥拝所もある。ネットから由緒を転用すると次の通り。


【手稲神社の由緒】
明治のはじめ、手稲村の開拓移住者は、札幌神社(現在の北海道神宮)を参拝する事を常としていましたが、冬季・農業期の不便を感じ地元に札幌神社を遥拝すべく小祠を建立し、その御分霊を祀り手稲村民の心の拠り所としてこの地に手稲神社は御鎮座いたしました。
当初、軽川遥拝所としていましたが、そののち神社公称許可を受け、社名を手稲神社と致しました。この地に住む人々が当社を手稲の総鎮守と篤く崇拝し、大神様の御加護のもと険しい風土を克服しながら田畑を開墾し、町を開き、川を静め、道を開くなど、たゆまぬ努力を重ね手稲は発展して参りました。
その手稲区総鎮守である手稲神社も平成11年に御鎮座百年を迎え、御鎮座百年記念事業として氏子の皆様の御奉賛により、社務所並びに演舞場を新築することができました。
また平成21年には御鎮座百十年を迎え、屋根銅板葺替を始めとする御社殿改修工事を行いました。
(転載終了)

 次に、樽川通りを走り手稲山口方面に向かう。バッタ塚を訪問しようと思ったが、国道337からさらに海側に2kmも走らなければならないので断念。このため、かねてから行こうと考えていた山口神社を訪問。この神社は鎮座100周年を記念して、平成25年に建て替えられた新しい社殿だ。
 そこから稲穂駅方面に向かうと、山口運河なるものがある。運河の脇には散策路。そこを東に向かって走り、散策路が切れたところから国道5号線に戻る。手稲山に登る道路を走り、インターの札幌寄りの高速道路の下をくぐり手稲丸山の登り口とおぼしきところへ。
 
 急な法面の上にピンクテープがある。ここが恐らく登り口だと確信して、登り始める。もちろん登山道はなく、笹と林の間を登っていく。しばらく登ると稜線らしきところに出る。そして、踏み跡も若干ある。頂上にはあっという間に到着。しかし木々に囲まれて展望はないが、木々の間から若干日本海や手稲の街並みが見える。そして頂上には「丸山141m」の看板が。あとで調べると、この山は札幌50山の一つだそうだ。
 下りも道がないので心配だったが、木漏れ日から見える住宅街に向かえばよく、登りで気が付かなかったがピンクテープも2か所くらいあった。
 下山もあっという間に終了し、手稲富丘の住宅街を走り、5号線に戻ると、疲れがピークに。しかし、宮の沢でちょうどバスが来たのでバスで家に帰りました。


http://torushimohori.sports.coocan.jp/mountain/2014/141129teinemaruyama/141129teinemaruyama.html

2014-11-27

人類の自己家畜化と現代

尾本惠市 編著

おもしろくない。

人類の自己家畜化と現代人類の自己家畜化と現代
(2002/07)
尾本 恵市

商品詳細を見る

2014-11-25

すすきの YOSHIMI

2014-11-25

イオン・アルゲインさんのメール

下堀亨 さま
 いつもありがとうございます。23日の記事の修正がありましたので、この事情はHPには公表済みですが、メルマガとしては明日改めて送信致します。
 今回の分は書き直した選挙に向けての記事になります。また長くてすみませんが、ご一読頂ければ幸いです。

前回の記事の取り下げのお詫び

 地震予知についての手法の開示で、選挙に向けて国民の皆さんに注目してほしい情報を伝えたいと思って前回このページの中でそのあらましを公表しました。しかしながら現時点でのこの手法の一部だけの開示は、利用する人には中途半端な知識であり運用が間違うという比嘉良丸さんのありがたいご指摘がありました。

 地震活動が御嶽山噴火直後の過渡期にあり難しい状況にあることと、予測に必要なプレートの動きを正しく理解するには現状の地球科学の見直しが必要であり、しっかり伝えて認められるまでに時間がかかるからです。残念ですがその間利用者の間違いが起きやすくなるのです。

 記事は一旦取り下げて本に一通りを詳しく説明するまで詳細の公表を先送りすることにしました。正しく理解し運用すれば多くの人の恐れる東南海・南海の地震の予測が出来るようになるのですが、この地震に対して現時点では予測手法の公表を焦る必要はなく、情報開示が中途半端なため取り下げる事になったことをお詫び致します。詳細は前回のページに説明致しましたので、ご理解を頂ければと思います。
 このページは改めて選挙に向けてお伝えしたいことを書き直した物になります。よろしければ転載などを通じて広めて頂ければ幸いです。

今回の記事はここから本文です。

 ここに纏めた記事は、多くの方々に現在の政府・官僚のあり方を見直してほしいと思って書いている本の中で、特に重要な部分を簡単に説明した物です。
 本ではこの記事の内容を丁寧に関連事項も含めて詳細に説明して、多くの方のご理解を頂ければと思っていました。もう少し先に予想した時期の選挙の前までに出版し、野党の方々への政権交代へつながることを願っていました。

 アベノミクスがうまく行かなくなって日銀の追加金融緩和が起こされたのですが、その続きで衆議院の選挙まで行われるとは予想していませんでした。こちらの予想する次の選挙は2015年の衆参同時選挙かその前の4月前後と考えていました。
 今回の選挙はアベノミクスの失敗をごまかす選挙でもあり、北朝鮮からの帰国者を連れ帰ることを期待していた政権与党には難しい部分のある選挙になっています。予想は与党の当選者を減らす方向ですが、野党も準備不足が大きく政権交代までには至らない流れであると言われています。

 政権与党の権力者からすれば、私たち個人は弱者です。私たちは東京電力福島第一原子力発電所の事故とその後の放射能被害で大きな苦しみを受けていますが、この事故の原因は多くの政府・官僚・与党とその関係者により嘘で隠されて、その責任には誰も向き合おうとしないのです。弱者の健康や命は権力者につながる事業者の利益のための食い物にされているような物です。

 権力者はその権力を利用して嘘をつくことも可能なので、この嘘を通じて自分たちへの利益誘導をしているのです。正面から責任と向き合いしっかりと事故後の対策をしていれば、現在の福島で広がる放射能の健康被害も今よりも小さく抑えられたはずなのです。加えて原発の再稼働もこの先の近未来に起こされようとしていますが、無責任な今のままでは福島第一以上の大きな原発事故を起こしかねないのです。事故が起きてもまた誰も責任を取らず、想定外という言葉を繰り返して嘘と共にうやむやにされるのです。

 彼らの利益誘導行為はこれだけに止まらないのです。多くの人々には戦争は遠い昔のお話であり、誰も現在のリスクと戦争の実態に興味を持たないのです。政府与党は防衛白書に嘘を書き、来たるべき中国共産党と人民解放軍との戦争を利用して、自分たちの利益を上げることを考えているのです。この現実にも気づいてほしいと思います。

 この時国民はその意思もないままに戦争に巻き込まれてゆくのですが、まず始めに多くの自衛隊の人々が自国を守るという目的の下に戦死させられるのです。
 まるで第2次大戦時の真珠湾攻撃のように、戦争に参加する気のなかった米国国民を戦争へと誘うような物で、権力者による大衆意識の誘導操作なのです。

 彼らの嘘を防衛白書・原発事故報告書・放射能被害の順に簡単に説明し、私たちに可能な対策について説明したいと思います。弱者にも出来ることがあるのです。ご協力をお願い致します。
 筆者の知識は科学においては物理学科卒としてある程度信頼される事を願っていますが、社会科学も筆者にとっては同種の知識の対象です。今回は軍事の関係の専門書から雑誌まで100冊以上は目を通しています。法律についてもあるべき姿を書く以上、憲法の専門書から刑法などの法律まで大学の法学部生が読むレベルの物には目を通していると思います。

 多くの人には物を言う人の肩書きが重要かと思いますが、筆者の場合は他の人よりも常識に囚われない発想が少しだけ出来ていると言う現実のみです。地震予知も物理の新しい力であるらせんの力もその結果です。
 自然科学とは異なる社会科学の分野ですが、それでも多くの人々の関心の向かわない戦争への道の現実について、多くの方にご理解頂けるように、限られた記事の中で努力したいと思います。

1)防衛白書の嘘と戦争を望む人々

 この記事の読者の皆さんは、防衛省・自衛隊の発行している防衛白書という物を読んだことがあるでしょうか。名前くらいはニュースで聞いたことがあると思いますが、実際に読んだことのある方は非常に少ないのではないかと思います。筆者も今回軍事の関係を検討するために始めて購入し、その恐るべき内容に目を通すことになりました。

 私たちの多くは、学校教育で第2次大戦後の政治状況を教えられていません。この戦争の敗因と向き合うことなく今に歴史が流れているのであって、当時どの様にして戦争に負けていったのかを知る人は少ないのです。ただただ戦争は悪いことで、平和を求める心のみが受け継がれている感じです。

 本の説明ではこの重要な敗因の解析も行っています。単純化すれば無責任が横行したことで、どんどん状況を悪化させていったという物です。誰も作戦失敗の責任を取らないし、戦艦大和をレイテ海戦において敵前逃亡させるという死刑に相当する大罪を犯しても、責任追及も何も起きないのです。信賞必罰は組織を守る基本なのですが、全く機能していませんでした。

 戦後は世界の政治も大きな混乱を続け、その影響を日本の政治も受けているのです。当時は旧ソ連の台頭が著しくコミンテルンと言われる共産主義者が、多くの場所で力を持っていました。日本においても同様です。
 日本の現在の憲法はGHQと呼ばれる主に米軍の管理下に置かれて作り出されたものです。このGHQにはたくさんのスパイというか隠れ共産主義者が存在しており、戦後50年もたって公開された当時の資料からその実態が、今になってやっと明らかにされつつある状況です。私たちの憲法は彼らコミンテルンの影響を実際に受けているのです。

 その結果なのですが、日本の政治は大きく二つに分かれており、三番目の人々も少数ながら存在する情勢です。一番目の人々はもちろんアメリカに従い対米従属路線を歩む人々、二番目の人々はこれに逆らいコミンテルンの流れを汲む中国に従い未来を作ろうとする人々、三番目が自国の事を考える人々です。
 戦後長らく続いた東西冷戦による対立は、日本の政治の中にこの種の陰を深く落としているのです。

 私たちに関係のある政治家の誰がこの3つの流のどれに属しているのか、明確に分かると良いと思います。一般には与党の中に対米従属派がいてその一部には中国擁立派がいます。自国が第一の自国派は少数だと思います。
 情勢を分かりにくくするのは、政治家ですから時の流れに応じてころころ立場が変わりますし、騙し騙され互いの利益を調整しながら政治が動いている現実がある事です。

 彼らを動かす側にも配慮が必要です。中国擁立派は中国共産党と人民解放軍の言うことを聞いていますが、対米従属派には戦争やりたい派の共和党中心と思われる人々と、戦争反対派のオバマ大統領につながる人々がいます。こういった人々の動きの中で政治情勢が作り出されているのです。

 ここで現在の政治情勢を見てみましょう。誰もが知るのが尖閣列島の帰属に関連する紛争です。今現在先日の合意文書で日中間の緊張は緩和されています。あまり知られていませんが、この合意には日英と中国語の間に差異が作り出されており、問題をいつでも蒸し返せるように配慮されています。

 こういった差異は3000年も前に作り出された平和条約の流れを汲む人類の知恵です。戦争に負けた側にも国内向けに勝ったと言わせて、敗者のその後の統治を助けるのです。ですので、玉虫色の解決とは政治的には様々に利用出来、日本だけでなく中国側も現状の平和的演出を望んだと言うことです。

 ちなみに平和条約が無視されるのは、旧ソ連の太平洋戦争参戦からも明らかです。最後は力が物を言っているのがこの世界の現実であり、今の国連も常任理事国の横暴には止める手段を持たないのです。
 昔から騙し合うのが歴史に残る私たちの姿です。

 尖閣列島にはクウェートの埋蔵量に匹敵する石油があるらしく、この石油を求めて中国は日本に領土問題を仕掛けています。
 これは現実には中国が力ずくでこの場所を取ろうとしている動きですが、この最大の理由は、中国共産党が人民解放軍の力の上に成り立っているからです。軍の行動原理である戦争への行動を抑えられなくなっていると考えられるのです。

 実際の中国の内部は腐敗が激しく、よく知られるように政権幹部がドルの大金を持って海外に逃亡していますが、政権闘争が暗殺されるか失脚するかの、非常に厳しい情勢になっているようなのです。政治の中枢にまで軍の関連の暗殺が及んでいるのですが、この種の実態にはあまり関心が持たれず、どちらかというと経済の投資のために都合の悪い物として隠されています。

 この事態の現実はきちんと評価すべきです。政権内部の争いに海外への紛争の演出という事にまで既に及んでいるのです。
 今年の春にベトナムと中国の間で領土の問題が起き、石油リグの設置に絡んで大きな衝突と問題が起きました。この時中国では石油閥と呼ばれる上海の江沢民派が、逮捕されている周永康という元政治家を守ろうとする動きであったと言われています。彼の処遇はまだ決まらないようですが、この事実こそ政権内部の激しい争いが今も続いていることを表しているのです。

 私たちの考えるべき事とは、中国は自国の政権内部の争いに平気で対外戦争を使うのです。自国の法律で他国の領域を自国に編入し現実に実効支配を及ぼして奪い取ってしまうのです。フィリピンはこの行為に困っており国際裁判に訴えていますが、勝ったところで常任理事国がしていることを止めさせる軍事的実力はありません。実際にどうなるかは誰にもまだ分からないのです。

 尖閣列島はフィリピンの様に中国の領土に宣言されて、これから実効支配が引き起こされる段階です。人民解放軍が外部に膨張し戦争をしたいのですから、これを止めることには様々な知恵が必要になります。未来の話は本の中でご説明致します。
 尖閣列島については、今あからさまになっている現実を知る必要があるのです。

 以外に思うかも知れませんがこの戦争で重要な物に、北朝鮮の動向があるのです。多くの人は北朝鮮と言えば、暴力団のように金と支援を求めてミサイルをぶっ放す物騒な国としか思われないかも知れません。この北朝鮮は実態としては中国の支援で生かされてきたのです。金正日の時代はその様な関係が維持出来ていたのですが、金正恩に変わり情勢が一変しているのです。

 北朝鮮は中国の支援を一年以上も止められています。毎年50万トンもの石油、50万トンの石炭と50万トンの穀物です。肥料であると言う話もあったと思いますが、これらの中国からの無償支援が止まったからこそ、昨年の北朝鮮のミサイル発射や核実験の駆け引きが引き起こされているのです。拉致被害者の交渉再開も同様なのです。

 これが現実的に何をもたらしているかですが、韓国の立場の大きな転換です。中国が北朝鮮を刺激すれば、北朝鮮はすぐにでも韓国に戦争を仕掛けざるを得なくなるのです。
 この戦争が起きされれば、韓国では非常にたくさんの人々が戦争で亡くなることになるでしょう。このリスクを考えてほしいのです。このリスクこそ、今朴大統領と韓国を反日運動に走らせている中国の圧倒的な圧力なのです。

 北朝鮮の軍事的暴発を中国が誘発する場合に、これを日本に向けるようにしたら、何が起きるでしょうか。これも考えてみてほしいのです。日本に戦争を仕掛けるくらいの口実はたくさんあるので、問題は彼らが何をするかです。
 北朝鮮単独で暴走するケースは検討されたものがあり、島根原発や若狭湾の原発など日本海側の原発へのテロになります。小型の軍艦を出して日本を威嚇することも出来るでしょう。これは軍事専門家の意見だったと思います。

 今このリスクがあるとして、これを動かす中国が同時に何をしたら軍事上の得をするのか簡単に考えただけでも分かると思います。尖閣への侵攻と同時に行わせるのです。状況によっては彼らを先に動かし、日本の自衛隊の戦力が日本海に集中したところを見計らって尖閣を占領するのです。日本にこの備えは出来ているでしょうか。

 尖閣に中国が侵攻するのは難しいと様々に意見が出されています。出版されている本で調べると、今の政治状況を反映してきれいに三派に分かれるのです。

対米従属派 米軍がいるから大丈夫と思う。
中国擁立派 中国の土地だから戦争せずに差し出せ。自衛隊を殺人に行かせるな。
自国派   多くの自衛隊員が死ぬ可能性がある。

 この区分を見てあなたならどの様に感じるでしょうか。実は自衛隊は専守防衛しか出来ないので、最初に攻撃を受けるまで武力を行使出来ないのです。これは良く知られた現実ですが、遙か昔ミサイル攻撃が普通でない時代に作られた物なので、今の防衛には戦術に合わず使えないのです。
 現在は大砲の弾がいい加減な命中率で飛んでくる時代とは異なり、ミサイルの先制攻撃を受ければ大きな損害を出さざるを得ないのです。自衛隊員の多くはこれだけのために亡くなると思われますし、艦船も含めて貴重な防衛戦力は無駄に失われるのです。

 加えて日本の防衛戦略で白書にも書かれている物が島嶼奪還作戦です。米軍と一緒に行動する所が演出されていますが、島嶼奪還作戦の実態について考えてみてほしいと思います。敵が防御陣地を築いて占領している島をどうやって奪還するのでしょうか。
 この種の作戦には攻める側に5~10倍もの戦力が必要なのが、過去の戦績です。今の戦術では400人で奪還するとしていたと思いますが、この中の何人かが戦争では亡くなることになります。

 占領している中国民兵がどれくらいの規模になるのか分からないのですが、あなたがもし中国の司令官なら、防衛に十分な戦力を配備するでしょう。何百人もの部隊になって当然であり、それぞれが防御陣地を築いてそこから大砲やミサイルを撃ってくるのです。
 この状況に島嶼奪還作戦と称して400人を突入させるのは、筆者にすれば自殺行為です。全滅してもおかしくないのです。5000人でも大きな損失を出し、しかも奪還など間違っても出来ないでしょう。

 民間の予想では尖閣へ侵攻が起きる場合は同時に沖縄本島への島民によるゲリラ攻撃と、先島諸島全島への上陸も可能性が高いとなります。これらの島には自衛隊の守備部隊は存在せず、なぜか2018年までに部隊を派遣するというのが現状です。
 良く考えてみて下さい。島を守る方が楽か、攻めて取り返す方が楽かです。誰が何を言おうが、軍事の常識として守る方が楽なのです。そして軍事作戦上尖閣の占領を維持するには先島諸島の占領も非常に重要なのです。中国はすでに琉球列島全体の帰属を要求していることを忘れないで下さい。

 有事では急遽尖閣を守るために部隊を派遣しても、最初に攻撃を受けて大きく被害を出すしかないのが今の自衛隊の法律です。今のままでは私たちの同胞である自衛隊員の多くの人々が政府の無策により無駄死にさせられるのです。法律が時代に合わないのです。
 この後無理して島嶼奪還作戦などを行えば、さらに被害を広げるのですが、政府は国としてのメンツをかけて(実際には演出して)無理矢理これを実行し失敗させるでしょう。

 ここまで進めば、日本国民は攻めてきた中国憎しで団結するでしょう。戦争への道が開かれて戦力は充実させられて行き、本格的な装備を調えてから尖閣と先島諸島の奪還に望むでしょう。国民がこれを願うにしても、たくさんの人々が亡くなるでしょう。
 もちろんこの時に原発が稼働していれば、中国からのミサイル攻撃の対象です。こういった場所の破壊は日本の戦意を削ぐために実行されるのです。国土は荒れ果てて戦勝しても何のために戦ったのか分からないでしょう。残る物は大きな戦費の償還と放射能への対策です。国の財政は破綻しかねないのです。

 中国は今、リーマンショックの後の4兆元の投資の回収で非常に大きな苦しみが始まるところです。この投資で世界経済を牽引出来たほどですが、この回収は全く上手く出来ておらず、これまでに投資した土地の価格の全国的暴落が隠せなくなったところです。8割以上の地区で土地バブルははじけ飛び、経済の困窮が始まろうとしています。

 この現実は日銀黒田氏の追加金融緩和により一時的に経済が回転しても、この回収時に私たちにも起きる事です。麻薬は最初が楽で後が苦しいのです。日銀はこの回収である出口戦略という物を時期尚早として公表しませんが、今の状況では悪い話しか出せないし現実的にも公表すれば総スカンが見え見えなのです。

 中国に戻りますが、いよいよ来年、中国の人民解放軍の暴走が始まるかも知れないのです。軍にお金が回らなくなるからです。これを何とかする準備が各地での今の紛争でありその先にある戦争なのです。
 北をけしかけて日本を刺激すれば、尖閣での勝ちは間違いないと考えているはずです。ここで多くの人が頼りにする米軍の現実も簡単に説明します。

 米軍は予算的にも世界最強の軍隊ですし、これを否定する意見はないでしょう。ただし、将来の流の中で彼らがずっと1番でいられるかはもう分からなくなりつつあるのです。
 異変は2003年に既に起きています。これも知られる事実ですが、米国軍がイラン軍を攻める場合に勝てるかどうかを軍事演習した物があります。机上の演習ですが、この種の演習は100年もの歴史がある物で、この演習の結果は実戦の結果をかなり正しく反映します。古来より用いられている重要な手法です。

 その正しさは第2次大戦のミッドウエーの海戦でも証明されています。日本は負けると言う結果が出たのに、途中の経過を捏造して勝利するように状況を変更したのです。実際の戦争の結果はよく知られるように日本の負けでした。これほどまでに重要で意味のある物が机上の演習なのです。

 イラン軍との模擬戦争の結果ですが、米国は勝てないだけでなくあの最強と言われる空母まで失っているのです。もちろんイラン革命防衛隊の特攻的な攻撃であろうと推測しますが、空母は現在の攻撃には脆いのです。
 米軍はこの現実が出た時点で戦力のあり方を見直さなければいけなかったのですが、軍部は腐敗というか、問題に向き合うことがなかったのでした。

 米軍の空母を沈める方法は、冷戦時代には飽和ミサイル攻撃と呼ばれる防ぎきれないほどの量によるミサイルの同時攻撃でした。今はこれを実行する旧ソ連軍はなくなっておりロシア軍にもその意志は引き継がれていません。
 これに対して、中国軍はA2AD戦略という物を実施しています。アメリカの空母を中国に近寄らせない戦略であり、大量の弾道ミサイルと巡航ミサイルが既に準備されています。

 今の時点では弾道ミサイルを移動する空母に当てる事は難しいという議論が先行していますが、軍事技術は日進月歩です。ミサイルは当たらないけれども機雷や魚雷を運んでこられるとその対処は非常に難しくなりますし、この状況が起きれば尖閣への共同作戦はほぼ不可能になります。もちろん同時に核を使うという脅しも起きるのです。

 もともと一隻で何千人もの乗組員と、2兆円近い機材の塊は、相手にとっては打撃を与える大きな目標なのです。攻撃に脆弱なところに大きな資源を集中させているという現実が明らかになった以上、大きな被害を防ぐためにもこの空母戦略は変えないといけないのですが、これまでアメリカの力を誇示してきた物を簡単には変えられないのが人情です。
 アメリカがリスクを背負って日本を助けに来てくれるのはありがたいのですが、空母が沈めば世界情勢まで変わってしまい、日本が中国に従わざるを得なくなる可能性まであるのです。

 もちろんもっと困る展開もあり、アメリカが問答無用で核による報復を中国に行う事です。核の応酬は収拾が付かなくなれば、世界を大きく破壊するでしょう。それでも中国がアメリカの空母を沈めると状況次第でこの可能性が高まるのです。米軍の強さの源泉が核戦力しかなくなってしまい、これを使わざるを得なくなるのです。

 アメリカの空母は中国の潜水艦にも近寄られることが起きており、これは2006年に訓練中のキティホークの数キロ近くに中国の潜水艦が浮上したという大事件でした。
 訓練中ですし、わざと近寄らせたとの声もあるにはあるのですが、アメリカとしてはメンツを失うだけではなく空母の脆弱性が実際に明らかになった瞬間でした。空母はどんどん時代遅れになってきているのです。

 ちょっと話がそれると感じるかも知れませんが、空母の代わりになるのがメガフロート技術を利用した空港です。鉄の塊を浮くように空洞を持たせてつなぎ合わせた空港です。700mから1.5km程度の物を作ると、陸上向けの戦闘機も運用可能でミサイル攻撃への艦載機の防御も分散して配置出来るし、魚雷もミサイルにも耐性の高い構造物に出来るのです。今の空母のように簡単に沈まない物が私たちの技術で作れるのです。筆者が書くくらいですので、構造設計的なことは全く問題なく実現可能です。

 空母と比較したデメリットは移動速度が遅くなることです。これは状況次第ですが、湾岸戦争もイラク戦争も移動には十分な時間がありましたので、問題ないと思います。沈まないことに加えて今の空母には不可能な大型爆撃機も運用出来る設計まで出来るのです。
 これを書く意味は辺野古の米軍基地への変更アイデアです。今の計画では海岸を潰し自然を破壊して良いことはありません。米軍関係者さえも望まない中で、政府関係者が土地利権と土砂利権で自分の懐を暖めるだけでしょう。

 この新空港を移動可能なメガフロート式に作り上げることには、大きなメリットがあるのです。米軍にはこの設計と運用のノウハウが渡るので彼らは喜ぶでしょう。平和を願う筆者にしては不思議な行為に思われるかも知れませんが、たくさんの人が一時に亡くなるシステムが対策されないことには、核戦争へのリスクが高まってしまうのです。
 この技術を利用すれば海岸の自然破壊は大きく減らせますし、米軍の運用終了後は自衛隊も使えます。311などの様に自然災害などの被害の出た時にはこのメガフロート空母と言うべき物を移動し、現地の救済に役立てることも出来るのです。

 私たちは自国の防衛に、もっと意識を向けないといけないのです。中国擁立派は自衛隊が戦争で動けなくなるように法律の縛りを強めていますし、対米従属派の中の戦争やりたい派はこれに乗じて尖閣と先島までを中国にまず占領させようとしています。
 大きな人的被害の出る島嶼奪還作戦なとよりも、すぐにでも自衛隊を配備して防衛する方が圧倒的に被害も少ないし、米軍空母を被害に巻き込む事もないのです。

 防衛白書の嘘ですが、島嶼奪還作戦で何が起きるかを書かないことであり、取り返せる可能性の低い作戦にもかかわらず、その状況を説明しないことです。たくさんの自衛隊員の方が亡くなる可能性が非常に高いのです。
 加えて北朝鮮情勢が正しく書かれていないのです。北朝鮮が中国の無償支援を止められて暴走寸前にあると言う現実を表すことなく、これまでの中国との関係が変わってしまったことを国民には教えないのです。

 この二つにより実際の尖閣有事の際には想定外の北朝鮮との紛争が起き、尖閣列島を守れないのみならず、自衛隊員にも大きな被害が出てしまったと言い訳をするのです。
 守れば防げる国土を守らずに、戦争を引き起こすために隙を作って領土を差し出しているのです。戦争は軍需産業の利益ですが、政治家としては日本の法律を変えるチャンスに出来るのです。GHQの作った憲法を国民に取り返すのは国民の願いですが、この形での変更は望ましい物ではないでしょう。

2)原発問題と放射能問題

 前節が長くなりましたが、続いて2点ほど原子力の関係について触れておきたいと思います。
 一つは原発事故報告書に書かれている明らかな嘘のことと、放射能の被害における新たな原因の判明です。
 東京電力福島第一原子力発電所の事故では、事故の大きな原因は予想外の津波のせいにされています。津波が被害を広げた現実は間違いありませんが、地震により配管が損傷しメルトダウンに至ったことと、放射能の漏れ出す過程で中性子が大量に漏れ出しており明らかに再臨界が起きていたことを隠しています。

 配管の損傷は東京電力が民主党の国会議員に事故現場を見せられないほどです。国会議員でも見せてもらえないとはものすごい政治力ですが、現実です。国会の事故調査会の報告書には配管の水漏れが指摘されていますが、現場を見せてもらえないのです。結局その結果をうやむやにしてしまっています。
 作業員の証言などでは配管からのシューシュー音と放射能の上昇など明らかな漏れを感じさせるのですが、この調査を多くの関係者が妨害していたのです。

 再臨界については原子核物理を知らないことにして、正門で検出された中性子を無視しています。報告書を出している国会も政府も東電も原子力学会も同様でした。
 これは基本設計の重大ミスなので今後の原発再稼働に大きく影響する物なのです。これまでに明らかになっているデーターからすれば、原子炉が空焚きになり冷却水がなくなったところで中性子が計測されているのです。

 放射性ガスの接近を伴わない大量の中性子の計測は、炉内で再臨界が起きた事を明らかにしています。これも中性子発生の核反応として否定の出来ない物理現象です。冷却水は通常中性子を止めるバリアの役割を果たしています。このバリアがなくなれば、中性子は原子炉から飛び出すことがより簡単に可能になるのです。

 現在の原子炉は、中性子の減速材である水が炉からなくなる事態を考慮していないのです。この種の事故時の故障耐性が全くないのです。その結果事故が起きて水がなくなると炉心が溶融している場合は一般に再臨界を伴っており、中性子が大量に発生して人は防御服を着ても近づけないのです。
 この重大な事実は事故で明らかになった現実であり、事故時に強制的、連続的に水を流し込めない欠陥設計が故障耐性のなさとして、最も遮蔽しにくい種類でリスクも高い放射能である中性子をまき散らす現実に現れているのです。

 福島の事故の時には、この中性子を計測する余裕がなく、多くの作業員の方々は自分が中性子に被爆しているという意識はなかったでしょう。彼らのおかげで被害を小さく出来たことは本当にありがたいのですが、彼らの健康被害という代償を伴う物でした。
 次に類似の事故が起きた場合、再臨界による中性子の存在は現場の回復作業を不可能にするでしょう。事故時に中性子を計測させないという運用は人命無視の非人道的行為ですので、事故時に運用が不可能になるという設計上の重大欠陥を明らかにしておきたいと思います。

 関連して考えると、設計ミスと言うよりも昔は今よりも技術力が低かったので、40年前の耐震設計では今の現実に合わなくなっているのです。
 耐震基準が600ガルである事に明確な根拠など今は誰にも説明出来ないでしょう。原子炉を動かせないとなると大きな経済的な損失になるので、誰もこの問題に触れたくないのです。

 311の地震は大きな揺れが10分も続くという、耐震基準からすれば約3倍もの長さだと思います。この10分という数値で計算すれば、耐震基準を守れないのではないかと思います。この点も明らかではありません。
 実際に起きるであろう東海、東南海、南海、日向灘の地震では、これらが311の様に4連動すると地震は10分以上になると思います。この意味で伊予も川内も浜岡原発も予想を超えてハイリスクなのです。多くの人はこの期に及んで想定外という言葉の繰り返しを聞きたくないでしょう。既に予想出来ているのです。もちろん断層が近くにある柏崎刈羽や若狭湾周辺の原発も4000ガルの見地からは同様なのです。

 プレート型ではないのですが、参考になる上記の東南海エリアの内陸地震では強い揺れが潮岬で3分間続きました。少し離れると揺れる時間は長くなりますし、連動すればさらに大きく長くなるでしょう。6分とかは想定の範囲に入らないといけないのです。もちろん歴史に見るこのエリアの地震には秒や分の単位のない時代に、その長さを記録として残そうと工夫している物が多いのです。恐らく10分でさえ普通でしょう。
 加えて岩手・宮城内陸地震では4000ガルの地震が起きました。規制の何倍もの大きさです。これもクリアしないといつ配管故障を起こすか分からないのです。

 活断層の存在を無視しようとしたり、御嶽山の噴火から明らかになったように、近傍の火山の噴火の予知など出来ないのに出来ることにしたり、行政の対応は国民の基本的な生存権さえも無視し経済一辺倒なのです。
 無理して原発を動かせば、311以上の被害に可能性があるのが今後の南海トラフの地震なのです。被害に正面から向き合わなければ、さらにい広いエリアに放射能の被害が及びかねないのです。

 さてその放射能被害ですが、高校レベルの物理が健康被害の広がりに隠されている大きな理由を教えてくれました。
 放射能はキューリー夫人が発見した時代からの物ですが、科学者は放射性物質から出てくる放射線にのみ大きな関心を抱いてきたので、放射能を発生する放射性物質側の挙動には注意を払ってこなかったのです。この事が原因で現在の健康被害を広げているのです。

 物理の法則は、物体が力をもらって運動する時に、その反作用を相手に及ぼすことを明らかにしています。作用反作用の法則で高校物理レベルの現実です。
 この法則を放射性セシウムと劣化ウランに対応します。放射性のセシウムは内部の中性子が陽子と電子に崩壊し、電子を放出するのはこれまでの物理です。新たな物理には中性子側にも電子と反対向きの力の反動を加えないといけません。映画で見るように銃で弾を撃つと反動があります。この原理と同様に電子という弾を撃てば、その反動が中性子に加わり、その結果その中性子を含む放射性セシウムを高速に動かすのです。

 癌治療に重粒子線治療という物があり、原子量の少し大きな炭素C12を使っています。この普通の放射線よりも少し重い原子で癌組織を破壊するのです。
 これと比較すると放射性セシウムはCs137の原子量があり、10倍以上の重さがある物が体内で動くのです。近傍の組織を大きく破損することは間違いないのです。
 エネルギーの配分で言えば電子側に渡るエネルギーと似たレベルが放射性セシウムにも渡されるのです。運動量が等しいという言い方ですが、これまでの評価では電子に渡される側のみが評価されて、残り半分の放射性セシウム側が評価されてこなかったのです。

 マウスにおいてはセシウムが甲状腺に蓄積するという実験結果が出ています。生体反応を類推すれば人の場合もセシウムが甲状腺に蓄積するのであり、ここに蓄積した放射性セシウムは甲状腺にポリープや癌を引き起こすのです。現在福島の子供達に出てきている甲状腺異常の原因はここにあるのです。事故直後の放射性ヨウ素の影響のみならず、住環境からの放射性セシウムの蓄積の影響も無視出来ない大きな物なのです。

 放射性セシウムは科学的には塩の構成元素であるナトリウムに似た動きをします。血液に溶けて体を流れて周り、その蓄積を通して血管や心肺機能系、血管の密集している腎臓や脳にまで被害を及ぼしているのが実態なのです。これまでに様々に言われてきた原因不明の疲労感であり、健康の悪化なのです。

 ある漫画に書かれた鼻血は呼吸による放射性セシウムの通り道であり、呼吸に関連する生体組織では最も毛細血管劣化との相関が明確なのです。書かれた鼻血はこの種の被害の影響である可能性が高く、私たちは医学として様々なこの種の健康被害の状況に正面から向き合わないといけないのです。

 また、私たちの食べている食材中の放射性セシウムにも、もっとリスク意識を向ける必要があるはずです。この意味でも福島の放射性がれきを日本の各地で保存するのは環境の汚染でしかないのです。医学的にも日本各地に放射能の影響を受ける人々が十数年後から明確になる種類の物になります。がれきは狭いエリアに纏める方が被害を減らせます。放射性ゴミの処分方法については説明が複雑になるので本に書きます。

 これまでにも放射性セシウムの健康被害を扱う資料はそれなりに存在しているのですが、原子力産業への影響を恐れて被害の実態が隠されてきている様です。低レベルの放射線は体に良いか悪いか分からないという議論がまかり通り、現実が分かりにくくされてきています。

 放射線発生時の反動の存在は物理では誰にも否定出来ない物であり、これまでに隠されてきた放射性セシウムの健康被害と劣化ウランによる健康被害の大きな原因である事が明らかなのです。劣化ウランもアルファー線を出す時に自身が反動を受けて動くのです。U238ですからこの重さは放射性セシウム以上であり、大きく生体組織を損傷するでしょう。近傍で生体を破壊するアルファー線と二重の効果で近傍の生体組織に強く影響するのです。

 劣化ウラン弾は発射時にその一部が蒸気化して兵士の体に入り込み健康被害につながります。打たれた側でも劣化ウランの蒸気が影響しますし、環境に残された劣化ウランは酸化してぼろぼろになる過程で多くの微粒子を飛び散らせて大きく環境を汚染するのです。
 これまでは劣化ウランと健康被害の直接的関係は無視されてきましたが、今後は大きく変化し使われなくなる非人道的兵器だと思います。

3)その対策

 私たち弱者にも、政府・官僚・与党の嘘を正す方法はあるのです。民主主義の国においては選挙で選んだ政治家の方に、法律を変えてもらうことが出来るのです。

 政治の世界には三権分立などの権力の暴走を防ぐ手段が存在しているのですが、この実態は骨抜きであり機能していないのです。誰もがご存じのように選挙における裁判官の国民審査などは全く機能していないのです。投票時にせめて誰がどの様な裁判の判断を行ったかを開示すれば良いのに、そこにあるのは名前だけで有権者は何も分からないのです。
 実際には分からなくされているのであり、権力者の恣意的な運用が出来るようにされているのです。

 ではどうすれば良いのでしょうか。権力者の利益誘導行為を私たち弱者が適切に監視出来れば良いのです。
 具体的な方法は、国民の告発を検察庁が受け付けて、一通りの情報を開示して裁判をすることです。重要なことは情報の開示であり、検察権力を使って権力者の嘘を暴いてゆくことです。民主主義ですから当然の知る権利であり、国民は権力者の犯罪を知る必要があるのです。

 現在の法律では、例えば東京電力の嘘を開示するのに、何億円とか何兆円ものお金を積んで裁判をする仕組みだったと思います。これでは今の政府や東京電力の嘘を暴くことなど出来ません。私たち弱者が1万人とかの署名を集めれば検察を動かせるなどの法改正があれば良いのです。簡単な改正でも権力者を監視出来る仕組みを作れるのです。小さな改正ですが、ここから先を大きく変えて行けるきっかけになるのです。

 多くの人に理解してほしいのは、この権力を濫用してきたのが、政府の国策捜査と呼ばれる物です。ここには正義も何もなくただの権力闘争です。
 ここに取り上げたいのは小沢一郎氏への裁判です。国策捜査として嘘の検察調書が作成され、検察の権威が地に落ちた件ですが、その続きで検察の制度の恣意的運用により秘書の石川氏を有罪に持ち込んでさえいます。
 権力に逆らうと、無罪の人が罪に問われるのは権力闘争ならではでしょう。マスコミの妨害もあり、小沢一郎氏への冤罪は今も晴れることはなく、残念ですが彼は罪人の目で見られているでしょう。

 この日本の検察制度の問題を身をもって知ることになり、制度をどの様に変えれば良いかを日本で一番理解しているのは、生活の党の小沢一郎氏です。この制度の修正をお願い出来るのは彼が一番なのですが、残念なことに党の国会議員さんは5人まで減ってしまったと聞いています。この選挙を盛り返すチャンスに出来ればと願っています。
 今回の選挙では、与党は当選者を減らす状況です。野党ががんばれば過半数を取れる可能性もあると思います。

 弱者も協力し合えば自分たちを守ることが出来るのです。権力者も選挙の結果には従わざるを得ないのです。今必要な法改正は簡単な物であり私たち弱者が権力者行動を監視し、嘘や利益誘導行為を明らかにして、公益に関わる物には資金がなくても裁判が出来るようにすれば良いのです。そしてこの状況に対する情報開示を適時幅広く行えるようにするのです。実際に難しい法改正ではないのです。

 生活の党が中心になれるのか分かりませんが、少なくともこの法改正への動きを広げてゆく事は出来るでしょう。野党の方にも現在の政府の問題点を明らかにする物として、協力し合えるようになることを願っています。
 この記事では本に書きたいことの少ししか伝えられません。たくさん伝えたいこともあるのですが、選挙までに何をどの様に伝えれば良いのか、筆者の知識だけでは選挙への影響を考える経験が足りないのです。

 筆者個人でも生活の党への連絡は試みますが、もし読者の方に議員さんにつながる関係のある方がおられれば、その力をお借りしたいと思います。今議員さんの頭の中は選挙一色でこちらの声は届きにくいと思っていますので、もしこの記事にご理解を頂けるのであれば、連絡をお願いしたいと思います。

 長い文章になった最後になりますが、次の選挙に向けてのお願いです。最近よく聞かれるようになった「今だけ、金だけ、自分だけ」という言葉があります。まさに今の政府与党は「今だけ、金だけ、自分だけ」です。自分たちの経済の利益だけを求め、国民には負担だけを押しつけるような物です。原発の稼働利益は会社の利益を経由して政権に寄付されたり広告費を通じてマスコミにも流れてゆきます。

 原発事故が起きればその負担を国に押しつけ、事業者は今回の311に見るように正面から責任と向き合うことはなく嘘を政治力で広めるのです。ここには第2次大戦の敗戦理由が蘇るのです。責任をしっかり追及しなければ、さらなる事故の被害をもたらしかねないのです。

 企業や政治団体などの強者からすれば私たち個人は弱者であり、強者が弱者を食い物にしてるのが今の政治です。彼らは社会の長期的維持に責任を持たず、自分の任期の間という短期的利益のみを考えて、無責任に国の資産と国民を食い物して国家百年の計など眼中にないのです。

 原発を全て止めるには経済的な損失も発生しますが、当面を日本近海のメタンハイドレート開発で凌ぐことには可能性があります。その先の未来にも新エネルギーの生まれる可能性があるのです。その先の部分は新しい科学になるのですが、これからの話でもあり説明が複雑になるので本に書きます。
 「今だけ、金だけ、自分だけ」の人々にNOをお願い致します。弱者を食い物にしないで私たちの未来に責任を持つ政府を求めましょう。

稲生雅之
ペンネーム:イオン・アルゲイン
 この記事は自由に転載して下さい。転載時に発信元イオン・アルゲインの明記のみ忘れずにお願い致します。文中に言及する本はこれまで通りイオン・アルゲインのペンネームで出版予定です。

2014-11-24

本田宗一郎本伝 飛行機よりも速いクルマを作りたかった男

作:毛利甚八、画:ひきの真二

スポーツクラブで一気に読んでしまった。
1906年、鍛冶職人・本田儀平の長男として静岡県磐田郡光明村に生まれた本田宗一郎は、15歳にして早くも自動車の修理を自分の天職と決め、青雲の志を抱いて上京する。湯島のアート商会で奉公をして技術を磨き、弱冠18歳で外国製の消防車の修理をやってのけ、並みいる大人たちの度肝を抜く。修業を終え浜松に帰った宗一郎は、アート商会浜松支店の若社長として卓越した技術力と経営の才覚を発揮する。当時の内閣総理大臣以上の給与を稼ぎ、「浜松にアーさんあり」とその名を轟かせる一方、レーシングカーを自作するなど、技術に関することならなんでも採算を度外視して夢中になって克服してしまう天才であった。昭和21年、現在の本田技研工業の前身、本田技術研究所を設立。無線用の発電機を改造して自転車に積んだ簡易オートバイ「バタバタ」の開発、昭和26年に発売したオーバーヘッドバルブ4サイクル・150ccの画期的なオートバイ「ドリーム号E型」の大ヒットで会社の基礎をかため、昭和33年のスーパーカブの驚異的な売り上げが、日本一のバイクメーカーとしての地位を不動にする。そして昭和41年、2輪の世界グランプリで5クラス制覇の完全優勝、念願の「2輪世界一」を手に入れる。翌昭和37年、S360、T360をモーターショーに出品し4輪市場への参入を表明すると同時にF1への進出を世界に向けて宣言、一気に「4輪世界一」へ向けて第一歩を踏み出す。そして、栄光と賞賛の嵐の中であえて後進に道を譲って経営の第一線から退いてからの知られざる日々。頂点にのぼりつめてもなお奢ることなく、一技術者としての王道を求め続けた希代の「自動車職人」の知られざる実像を描く、迫真のコミック評伝。

本田宗一郎本伝 飛行機よりも速いクルマを作りたかった男本田宗一郎本伝 飛行機よりも速いクルマを作りたかった男
(2013/02/18)
毛利甚八、ひきの真二 他

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2014-11-23

小樽散歩(手宮、花園町)

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2014-11-22

地鎮山ストーンサークル

2014-11-21

打ち上げ

2014-11-20

トンちゃん

鵡川のトンちゃんに入ってみた。カツ定食1,000円。旨い♪
プロフィール

森駒龍泉

Author:森駒龍泉
晴れた日には農作業、雨の日には読書が理想です。
でも、実際には、雨の日は体育館でトレーニング、晴れの日には町並みをランニングするのが多いです。

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